EOS Kiss X7を使っていると欲しくなるのがレンズです。
ネットで探せばいろいろな情報が出てきます。
一眼レフ初心者にとってはどのレンズを選べばいいのか、
すごく迷うと思います。
ということで、今回はEOS Kiss X7の最初の交換用レンズにおすすめのレンズを紹介したいと思います。
ちなみに、私がEOS Kiss X7 ダブルズームキットを購入しているので、今回紹介するレンズはダブルズームキットを買った人にとっておすすめのレンズになります。
おススメレンズは単焦点レンズ
今回おすすめしたいレンズは単焦点レンズであるCanon EF-S24F2.8 STMです。
単焦点レンズとは焦点距離が1種類しかない=ズームできないレンズのことです。
そのかわり、F値(絞り値)を小さくできるためたくさんの光を取り込むことができて、
明るい写真を撮ることができます。
F値(絞り値)とは
F値について、簡単に説明しておきます。
F値は絞りの度合いを表した数値です。
簡単に言うと、レンズに入る光の量を調整するものです。
F値が小さければ、光の量は多くなり(=明るい写真)、
逆にF値が大きいと光の量は少なく(=暗い写真)なります。
このF値はレンズによって最小値が決まっていて、単焦点レンズはF値の最小値が小さいという特徴があります。
今回紹介するCanon EF-S24F2.8 STMは、名前でわかるように、
F値は2.8が最小値です。
F値による写真の違い
それでは、F値によってどれくらい写真が変わるのか見ていきたいと思います。
まずは、EOS Kiss X7 ダブルズームキットに入っているレンズは
なので、F値は標準レンズの3.5が最小です。
それに対して今回のおすすめレンズCanon EF-S24F2.8 STMのF値は2.8です。
F値の違いを比較したものが以下の画像です。
左がF値3.5。右がF値2.8。
上の写真のようにF値が0.7違うだけで、けっこう明るさが違ってきます。
F値を小さくすることのメリット
F値を小さくできるということは、ただ単に明るい写真を撮れるだけではありません。
ISO感度は小さくてもOK
例えば、
ISO感度を大きくすることでも、明るい写真は撮れます。
しかし、ISO感度を大きくすることで、写真が荒くなってしまいます。
そのため、ISO感度はできるだけ小さくすることが理想的です。
F値を小さくすることができれば、ISO感度は小さいまま明るい写真を撮ることができるので、
明るく鮮明な写真を撮ることができます。
速いシャッター速度で手ぶれ軽減
また、写真の明るさを決定する要素としてはシャッター速度もあります。
シャッター速度が遅いほど光を取り込む時間が長くなり、
明るい写真になります。
しかし、シャッター速度を遅くすると、手ぶれや被写体ブレが起きやすくなります。
シャッター速度が遅いと三脚などで、カメラを固定して撮影しなければならなくなります。
シャッター速度が速いと手ブレをしにくくなり、手持ちでの撮影でもブレなくなります。
シャッター速度が速いと暗い写真になってしまうので、
速いシャッター速度でも明るい写真を撮るために小さいF値は役に立ちます。
また、シャッター速度を早くすることで、
動いている被写体でも鮮明に撮影することが可能になります。
今回おススメするレンズのいいところ
ここまでいろいろと書いてきましたが、今回お勧めするCanon EF-S24F2.8 STMのいいところをまとめてみたいと思います。
- 単焦点レンズである
- 小さいF値を設定可能
- 明るくて鮮明な写真を撮影できる
- 背景ボケがきれいにでる
- 特に近くの物の撮影に向いている
というような特徴があります。
さらに、レンズ自体も小さくて軽いので持ち歩きにも便利です。
ちなみに、私のEOS Kiss X7にCanon EF-S24F2.8 STMを装着したら以下のような感じです。
日常の中での、料理の写真だったり、花の写真、赤ちゃんの写真、子供の写真
などの撮影に向いているレンズだといえます。
デメリットとしては、ズームができないので、
自分自身が近寄ったり、離れたりして、距離を調整しなければいけないところです。
しかし、それ以上にメリットの大きいレンズなので、
EOS Kiss X7の交換用レンズとして持っておくのにお勧めのレンズです。
ちなみに、
ダブルズームキットのレンズ2つと今回紹介したCanon EF-S24F2.8 STMとEOS Kiss X7本体はEOS Kiss X7を買ったら持っておきたいカメラバッグで紹介したインナーカメラバッグのLサイズにピッタリ入ります。
なので、EOS Kiss X7を持って出かけるときはこの3本のレンズを持ち歩いています。